院長紹介

佐藤 馨(さとう・かおる)
医学博士/整形外科専門医
長野県出身。 日々の楽しみは、自転車で千曲川沿いを走ることと、自宅で子供と遊ぶこと、ぬか床の世話をすること。 日々の暮らしの中で感じる、ちいさな変化や季節のゆらぎ、ささやかな感覚に耳を澄ますことが、「整形外科医である前に、ひとりの生活者であること」も、私の大切な軸です。
経歴
2008年、獨協医科大学医学部卒業。
長野赤十字病院での初期研修を経て、獨協医科大学越谷病院 高度救命救急センター、昭和大学藤が丘病院にて、四肢の開放骨折や骨盤の複雑骨折などの重度四肢外傷整形外科治療、骨髄炎等の難治性感染性骨疾患治療に従事。
その後、再び長野赤十字病院に戻り、人工関節や脊椎手術、小児整形を含む幅広い一般整形外科診療に加え、三次救急を担う外傷整形外科医として、地域の急性期医療にも貢献してまいりました。
とりわけ、イリザロフ法と呼ばれる創外固定技術を活用した骨延長・変形矯正・難治性骨折の再建に高い専門性を有しています。
日々の診療では、保存か手術かという判断においても、将来を見据えた治療選択を心がけています。
資格
日本専門医機構認定 整形外科専門医
所属学会
日本整形外科学会
日本整形外傷学会
日本関節病学会
日本四肢再建・創外固定学会
中部整形災害外科学会
AO trauma
医療への想い

長年、救命や重度外傷の現場に立ち続ける中で学んだのは、
「痛みを取り除くこと」と「その人らしい生活を取り戻すこと」は、
似ているようでまったく違うということです。
からだだけでなく、
その人の背景やこれまで歩んできた経過に目を向けることで、
よりよい回復の形が見えてくる──
そうした視点を忘れずに、
これからの医療を届けていきたいと考えています。
大切にしていること

診察では、画像や数値に表れない
「ことばにならない違和感」にも耳を傾けます。
その方の目線に立ち、納得できる診療方針をともに探っていくことが、
医師としての私の役割だと考えています。
「もうどうしようもないかもしれない」と感じている方に対しても、
「まだできることがある」と信じられるような提案ができる場所でありたい。
そのために、日々の診療に向き合っています。
地域の皆さまと共に、
安心できる医療の場を築いてまいります。
あきらめかけた痛みや不調に、もう一度向き合い、ふたたび日常を取り戻す医療をめざします。
小さな症状でも、遠慮なくご相談ください。
医師・スタッフの紹介
佐藤 晶子 (さとう しょうこ)
麻酔科標榜医/日本麻酔科学会認定医/日本ペインクリニック学会専門医
2008年に獨協医科大学を卒業後、関東圏や長野市内の病院にて、手術室での全身麻酔管理や麻酔科診療に長年携わってまいりました。
クリニックでは、神経ブロック、各種注射、内服薬などを組み合わせた治療を行い、患者さん一人ひとりに合った痛みのケアをご提案いたします。
「この痛み、もう少し何とかならないかな」と感じている方、どうぞお気軽にご相談ください。
ご一緒に、今できる最善の方法を見つけていきましょう。


髙橋美穂 (たかはし みほ)
理学療法士
2006年、長野医療技術専門学校を卒業後、長野市内の急性期病院に勤務。整形外科をはじめ、脳血管疾患や神経難病、小児、訪問リハビリなど、幅広い分野に携わってきました。サンマリーンクリニックのリハビリは、医師と連携しながら、患者さんご自身の「声」と「からだの声」の両方に、丁寧に耳を傾けることから始まります。一人ひとりに合わせた最適なアプローチを、ともに考え、歩んでいくリハビリです。「動きたいのに動けない」「もう一度、歩きたい」「このままでは終われない」
これまで叶わなかった願いが、“できる”に変わっていく瞬間を、私たちは大切にしています。諦めるには、まだ早いかもしれません。からだの可能性を信じて、私たちと一緒に、一歩ずつ進んでいきましょう。
サンマリーンクリニックの空間づくりについて
医療現場での実用性と、患者さまにとっての安心と温もり。
その両立を目指したクリニックの設計・施工、医療機器の導入には、八十二銀行様によるご支援をはじめ、ダイワリース株式会社様のプロジェクトリーダー、設計士、現場監督、職人の皆様、有限会社ヤヨイメディカル様、長野県パトロール株式会社様、株式会社メディセオ様など、多くの皆様のご協力をいただきました。
この空間は、医療と建築、それぞれの専門性と真心が交差して生まれたものです。日々の診療を支えるこの場所に、多くの方々の技術と想いが宿っています。この場をお借りして、深く感謝申し上げます。

設計・施工に関わってくださった皆様と、
完成後に撮影した一枚。
医療と建築、異なる専門領域が響き合いながら、ひとつの「場」を形づくりました。その表情のひとつひとつに、サンマリーンクリニックの原点があります。