膝の痛みは、加齢による変形性膝関節症だけでなく、筋肉の緊張や炎症、関節内の水分バランスの乱れなど、さまざまな要因によって起こります。
漢方医学では、体の状態を
気(き)
血(けつ)
水(すい)
という3つのバランスで考えます。
このバランスが崩れることで、膝の痛みや腫れ、動きにくさなどの症状が出ると考えられています。
気(き)の乱れによる膝の痛み
「気(き)」とは、体を動かすエネルギーのような働きを指します。
気の巡りが悪くなると
・筋肉がこわばる
・痛みが出やすくなる
・体が冷える
などの症状が出ることがあります。
このような状態に使われる漢方薬として
五積散(ごしゃくさん)
疎経活血湯(そけいかっけつとう)
などがあります。
これらは筋肉の緊張を和らげ、血流を改善し、痛みの軽減を目指します。
血(けつ)の滞りによる膝の痛み
「血(けつ)」とは、体を栄養する血液の流れを意味します。
血の流れが悪くなると
・慢性的な痛み
・関節の違和感
・冷え
などの症状が出ることがあります。
このような場合には
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
などが用いられることがあります。
血流を改善し、慢性的な炎症や痛みの改善を目指します。
水(すい)の滞りによる膝の痛み
「水(すい)」とは、体の水分バランスを意味します。
水の巡りが悪くなると
・膝に水がたまる
・関節の腫れ
・むくみ
などが起こることがあります。
このような場合には
越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
猪苓湯(ちょれいとう)
などが使われることがあります。
これらの漢方薬は、体内の余分な水分を調整し、膝の腫れや炎症の改善を目指します。
加齢による膝の痛み
加齢により体力が低下し、膝関節の機能が弱くなることもあります。
このような場合には
八味地黄丸(はちみじおうがん)
などが使われることがあります。
体の機能を補い、関節の働きを整えることを目的とします。
当院での膝の治療
サンマリーンクリニックでは、西洋医学の治療と漢方治療を組み合わせて膝の痛みの改善を目指しています。
主な治療
・消炎鎮痛薬
・ヒアルロン酸注射
・PRP療法
・リハビリテーション
・オーダーメイドインソール(Superglass)
・漢方治療
患者さん一人ひとりの体の状態に合わせて治療を行っています。
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膝の痛み