サンマリーンクリニックでは、2025年夏より新たなリハビリ支援機器として、以下の2つのシステムを導入予定です:
・日本製VRリハビリ装置「mediVRカグラ」(株式会社MediVR)
・台湾発ARテレリハシステム「Happy GoGo」(LongGood社)
これらの技術は、リハビリを「より自由で、より個別性の高いもの」へと進化させる可能性を秘めています。
当院では、それぞれの強みを活かし、整形外科的な日常生活動作の再建支援に活用する予定です。
導入機器の概要
mediVRカグラ(VRリハビリテーション)
医療機器認証を取得した日本製のリハビリ支援装置です。視覚・前庭・体幹制御を統合的に訓練し、下記のような患者さんに適用されています。
・神経変性疾患や脳卒中後の方
・高齢者のバランス訓練・転倒予防を目的とした方
VR空間上で課題遂行を行うことで、注意力、姿勢制御、空間認知力を多角的に刺激します。
動作に対するリアルタイムフィードバックを通じて、“意識して動く”から“無意識でできる”への移行を支援します。

Happy GoGo(AR × テレリハビリ)
台湾・LongGood社による、3DカメラとAIを搭載した遠隔型リハビリ支援システムです。
・自宅での運動時の姿勢や動作をリアルタイムで認識
・医師やリハビリ専門職がクラウド経由でデータを確認・指導
・通院困難な方でも、医療と連携したリハビリ継続が可能に
遠隔でのリハビリにおいても、専門的な視点を持ったフィードバックが得られることが特徴です。

mediVR × Happy GoGo が拓く新しいリハビリのかたち
・認知運動、バランス制御、関節可動域などの多角的アプローチ
・”ゲームのような体験”と医療的訓練の融合
・自宅とクリニックをつなぐ”ハイブリッド型支援”
ハイブリッド型リハビリの仕組み
1. クリニックでの集中訓練(mediVRカグラ)
実際に身体を動かし、体幹・認知・バランスの再構築を図る
2. 自宅での継続支援(Happy GoGo)
在宅での訓練を支え、来院日以外の身体活動も記録・分析
この組み合わせにより、”通院 × 在宅”のハイブリッド支援が実現します。
医療者のまなざしとして
これらの技術は、まだ進化の過程にある領域です。
しかし私たちは、「成熟を待つ」のではなく「目の前の人にどう応じるか」を大切にしています。
科学的根拠は今後さらに整備されていくでしょう。私たちは日々の臨床を通じて、現実に即した形での運用と検証を続けています。
未来のリハビリを、いまここから
mediVR × Happy GoGoで、あなたの「できる」を共に支援します。
サンマリーンクリニックでは、VR × AR × AIの可能性を活かして、ひとりひとりに合った支援を目指しています。
新しい一歩をご一緒に。
※本記事の内容は、2025年7月時点での技術・導入状況に基づくものです。 ※当院での導入は、一般的な診療報酬の対象外となります。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。